鷹匠を取り入れた鳥害対策が好評のようなので、弊社営業担当者にインタビューしました!
—まずは鳥害について、導入いただいた鉄道事業者様は具体的にどのようなことに悩んで
いらっしゃいましたか?
ご相談いただいたのは、電車の検査修繕用の建屋に住み着いている鳩についてでした。
作業中や整備後の電車にフンを落とされて困るということと、
職場にフンや羽が落ちていることで衛生的にも心配ということでした。
ー鉄道事業者様は、何か対策はされていたのでしょうか?
ワナを仕掛けたり、剣山を設置したりという対策をされていたようですが、もっと効果的な対策をご希望されていました。
ー当社がご相談を受けてからは、どのような対策をされたのでしょうか?
紆余曲折あったようですが…?
そうですね。鷹匠に辿り着くまで、実はいろいろ試行錯誤したんですよ。
まず、初めに一般的によく用いられる忌避剤※を、鳩が良く留まる場所を3ヶ所選んで置いてみましょうということで設置を開始しました。
設置した場所には効果があるけれど、設置していないところに留まってしまい電車にフンが…。「じゃあ、建屋全体に設置したらどうだろう?」ということで見積ってみましたが、現実的ではない金額で断念しました。
※忌避剤…鳥が生理的に嫌うにおいや味、感触の成分を含んだ薬剤を塗布することで、鳥にその場所を「不快な場所」と学習させ、飛来を防止する商品です。 羽に忌避剤が付いたときの嫌悪感、毛づくろいをしたときに口に入る不快感、鳥が嫌がる独特な匂いがあり、「触覚・味覚・嗅覚」の3つの感覚を刺激して鳥を遠ざけます。
ーなるほど。それで、別の方法を探してみましょうということになったんですね。
そうです。探している最中に、鉄道事業者様から
「某テレビ番組で見たレーザーの鳥よけが良さそうだから使ってみたい!」と
ご連絡いただきました。メーカーを調べ、問い合わせるとグリーンレーザーで鳩ではなくカラス除けを行う商品のようでしたが、試してみたいとのご要望で設置することになりました。
1週間実験してみましたが、カラスには効果あり!
鳩は初日だけビックリして逃げましたが、1週間後には慣れて居座るようになってしまい、実験は失敗に終わりました…。
―カラスと鳩では物を認識する仕組みに違いがあるんですね。鳥と一括りにして対策できないとは
驚きです!グリーンレーザーではダメだったということで、また新たに対策を考えなければいけ
なくなってしまったんですね。
そうなんです。
しかも、鳩の天敵であるカラスがグリーンレーザーを使用したことによりいなくなってしまい、鳩がものすごく増えてしまったんです!なので早急に対処しなければいけなくなってしまって…。
「もういっそのこと、食物連鎖の上位連れてきちゃいますか!」と苦し紛れに提案したところ、それいいんじゃない?調べてみてよと言われて、鷹匠を調べることになりました。
ー苦し紛れの一手だったんですね!鷹匠さんの伝手はあったのでしょうか?
他の鉄道事業者さんで鷹匠を使った鳥害対策を行っているのは知っていましたが、当社が携わっているわけではなかったので業者を探すところからでした。
まず、連絡を取ってみた一社目はスケジュールがなかなか確保出来ないということで断念。
二社目は、鷹匠メインで鳥害対策をされているのではなくワナがメインでした。こういう状況で…と説明すると、「そこまで多いならワナで捕獲した方がいいでしょう。まずはワナで数を減らしましょう!」というご提案をいただきました。鉄道事業者様の同意も得られたので、まずはワナを仕掛けることにしました。
-そうだったんですね!最初から鷹匠を試されたのかと思っていました。
そうなんです。鉄道事業者様としても、早急に目に見える形の成果が欲しいのではないかと思ったので。ワナで捕まえると、今回は何羽捕獲したと数字が見えますよね。数字がはっきりしていると報告もしやすいですし、安心感もあると思います。
ちなみにその時は、ワナを仕掛けて3か月で100羽ほど捕獲しました。
-なるほど。確かに、数字で見えるというのは大きい気がします。
3か月で100羽近く捕獲したのであれば、かなり鳩の数が減ったと思いますが、
そこから鷹匠を試してみましょうとなったのはどのような経緯でしょうか?
建屋内はほぼいなくなりましたが、屋根に留まっている鳩や上空を旋回している鳩がいました。またいずれ建屋内に住み着くだろうなと思い、鷹を飛ばして鳩に危険な場所だと認知させようという話になりました。
-ワナでの捕獲をお願いした業者に、鷹匠もお願いしたのでしょうか?
鷹匠による鳥害対策の実績が豊富な業者を新たに探すことになりました。
デモ施工を行った建屋では、鳩がピタリといなくなったんですよ!
ただ1回だけで終わってしまうと、鳩が「もう鷹いないなぁ」と安心して戻ってきてしまうそうなので引き続き月2回実施しています。
-先ほどのお話で、別の鉄道事業者様が鷹匠を用いているとのことでしたが、
鉄道業界でよく用いられる対策方法なのでしょうか?
一部ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、広く知られている対策方法ではありません。駅などの架線がある場所(通電をオフにできない場所)では、鷹が感電する恐れがあるため飛ばせません。また地面に尖っているものや鋭角な突起物があると、鷹が鳩を捕まえて地面に落ちてきたときにケガをしてしまうため、難しいです。実施できる場所かどうか見極めるのも大切です。
どこの現場でも鳥害対策に鷹匠が一番適しているわけではないと思っています。
その現場に応じて、鷹匠がいいのか、ワナがいいのか、はたまた忌避剤がいいのか、きちんと判断して対策していくのが大事だと思っています。
今回、ご依頼いただいた鉄道事業者様の場合で言えば、ワナで鳩の数を減らしてから、
鷹匠という流れが良かったと思います。鷹匠だけで対応していた場合、数を減らすのに
かなり時間がかかっていたと思います。
-なるほど。では、一度ご相談いただくのがいいですね。
そうですね。お困りであれば、ご連絡いただきたいです!
-以上、鷹匠を取り入れた鳥害対策について、弊社営業担当に話を聞きました!
ありがとうございました!
※鳩の捕獲等については、鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律に則って対応しております

